2020年06月02日

心臓血管病の症状と治療方法について

世界一を誇る長寿国の日本での3大死因は、
1位:悪性腫瘍
2位:心臓血管病
3位:肺炎
です。
今回は狭心症や心筋梗塞などの「心臓血管内」の内、4つの症状と治療方法について紹介します。

①狭心症の発作(締め付けられるような胸の痛みなどの症状)
最近では診断後冠動脈血管拡張術(PCI)が行われ、必要であれば外科的に冠動脈バイパス術が行われます。現在では、PCI時にステントの内挿術が行われますが、これにはあらかじめ抗血栓性の薬剤が附加されており、長時間の開存が期待されています。その結果、再狭窄率が10~20%と低下しています。

②心臓のリズム異常
急に心拍数が減少し失神発作に見舞われ心拍数が40~50台となることがありますが、洞房ブロックや房室ブロックなどが原因で、心臓ペースメーカーの植え込みで対応します。

③何らかの原因による心臓停止
AEDによる除細動を急いで行います。心臓が止まってから1分経過するごとに救命率が10%低下しますので、心臓が止まってから4分の間に心臓を動かさないと救命はできません。119番に電話し、その間に心臓マッサージを1分間に100回行います。

④末梢動脈硬化症(手や足の血管の詰まりが原因で、しびれや痛みなどが発生)
糖尿病や脂質異常症など食事が関与しているため、食事での治療を開始します。緊急の場合は末梢動脈の血栓除去術を行います。

院長 岡田 昌義
posted by IYUKAI at 00:00| 健康情報のページ | 更新情報をチェックする

2020年01月18日

花粉症について

スギやヒノキ等の花粉が鼻の粘膜や目の結膜に付着すると、花粉アレルギーのある人にアレルギー反応を起こします。透明のさらっとした鼻水、鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみなどが花粉症の主な症状です。症状がひどいと不眠や体調不良の原因になります。

関西ではスギ花粉は1月中旬より飛び始め、2月から3月にかけてピークが来ますので、1月からアレルギー性鼻炎の薬を飲んでおくと花粉症を軽く抑えることができます。症状のひどい人は、点鼻薬や点眼薬も併用します。

また、花粉を避けることも必要です。マスクやメガネ・専用ゴーグルなどで花粉を防ぎます。花粉を家に持ち込まないように、玄関前で服についた花粉を払い落としてから室内に入ります。コートなど一番上に着るものは、花粉のつきにくい素材を選びます。うがいや洗顔で花粉を洗い流します。室外で布団を干すと付いた花粉を寝室へ持ち込むことになります。
その他には、バランスの良い食事や適度な運動で自立神経のバランスを整えることも必要です。

-診療部長 岡嶋 泰 (医師)
posted by IYUKAI at 09:31| 健康情報のページ | 更新情報をチェックする

2019年11月16日

インフルエンザに備えよう!

冬の風邪の代表格「インフルエンザ」は一般的には11月から4月までが流行期間とされています。インフルエンザは、普通の風邪よりも全身の症状が重く(急に38.0℃以上の熱が出る、全身がだるい、頭痛や関節の痛みが強いなど)、感染力が高いのが特徴です。

65歳以上の方・糖尿病・肺や心臓の病気・腎臓病などの合併症を患っておられる方は、「肺炎」をこじらせ命に関わるケースや、急激に体力を失い、終生寝たきり状態となられる方もおわれます。

基本的な対策は、手洗い・うがいの励行、十分な睡眠と栄養をとること、室内湿度50~60%を目安に乾燥させないこと、なるべく人混みへの外出を避けることです。

より確実な予防策は「インフルエンザワクチン」の接種です。接種してから免疫がつく(=観戦防御態勢ができる)のに2週間、有効期間は約5カ月とされていますので、11月中には接種しておきたいものです。それでも100%の防御は不可能です。ですから、予防接種後も基本対策は必要です。

当院では、定期的に外来通院されておられる方は当日接種することができます。3カ月以上受診歴のない方は、事前の予約をお願いいたします。

また65歳以上の方は市からの助成制度がありますので、各区役所にご確認ください。


-総合診療科 医長 高橋 剛士
posted by IYUKAI at 00:00| 健康情報のページ | 更新情報をチェックする

2019年08月17日

熱中症予防の食生活について

高温多湿で蒸し暑いと言われる京都の夏。
気温の上昇と共に、体への負担が大きくなり、熱中症の発生リスクが高まります。高齢者は特に注意が必要です。


①体内の水分が不足しがちです。
高齢者は若年者よりも体内の水分は少ない上、体の老廃物を排出する際にたくさんの尿を必要とします。

②暑さに対する感覚機能が低下しています。
加齢により、暑さやのどの渇きに対する感覚が鈍くなります。

③暑さに対する体の調整機能が低下します。
高齢者は体に熱がたまりやすく、暑い時には若年者よりも循環器系への負担が大きくなります。
(環境省発行 熱中症環境保健マニュアル2018より)

蒸し暑い夏は、水分代謝の機能が低下、胃腸の働きも弱りがちです。また、汗で大量の水分が失われるため、水分補給はとても大切です。


熱中症を予防するために、食生活で気を付けたいポイントは、水分が豊富でビタミンやミネラルも補給できる夏野菜のきゅうりやトマト、ナスなどをたっぷり食べる。しそやみょうが、生姜などの香味野菜を上手に使って低下しがちな食欲をアップさせる。そして、炭水化物の代謝を促すビタミンB群を含む豚肉や鶏肉、魚介類をしっかり食べて、栄養補給と水分補給を心掛けましょう。


管理栄養士 西村 美津子
posted by IYUKAI at 00:00| 健康情報のページ | 更新情報をチェックする

2019年05月17日

手軽にできるウォーキング

朝早くから何の準備体操もせずにいきなりジョギングを始める人をよく見かけますが、いきなり身体を動かすのは肉体的、精神的にアンバランスが生じ、これが長く続くと身体的によくありません。それなりの準備体操が不可欠です。

そこで、手軽にできるウォーキングを紹介します。

まず、姿勢を正して肘を90度に曲げて手を大きく振り、歩幅を大きくして歩くことから始めましょう。糖尿病の予防や進行を防ぐには、1週間に150分以上の運動が必要ですが、運動不足の場合には1週間に60分の運動から始めてみましょう。これを基本にして週に3~5回、10~15分の運動をするようにしましょう。最初から一定の運動を決めてしまわずに、すこしずつ運動量を増やしていくのが良いでしょう。

また、誰かウォーキングする相手を見つけて行うと、毎日の運動につながります。2人でウォーキングをする場合には、お互いの会話が聞こえるくらいのスピードが良く、心拍数が毎分70~100位までのスピードが良いと言われています。

運動をしないと、高齢者になってロコモティブシンドローム(例えば、片足で立って靴下を履くことができなくなる等)になる恐れがありますので、気軽にできる有酸素運動のウォーキングをお勧めします。

-院長 岡田 昌義
posted by IYUKAI at 00:00| 健康情報のページ | 更新情報をチェックする