2019年11月30日

栄養サポートチーム(NST)の取組み

高齢者の方は若い頃に比べ食欲が失われがちです。また、脳梗塞などの後遺症で嚥下が上手くできない方もいらっしゃいます。
栄養状態が悪いといくら治療しても回復が見込めませんし、手術後に感染症や合併症を起こすこともあります。入院患者様に対する栄養管理・治療は非常に大切なことです。

当院では、今年度より担当医師を中心に、各病棟のリンクナース・2名の言語聴覚士・管理栄養士をメンバーとした栄養サポートチーム(NST)を発足させました。
栄養治療の介入により病状改善が見込める場合、ラウンドにより対象患者様を早期発見し、主治医のみならずチームで治療にあたることを目的としています。

具体的な取組み内容は、入院患者様の①体重、②アルブミン、③褥瘡の有無、④食事摂取量、⑤2週間以上にわたる下痢または嘔吐の有無についての5項目に着目し、定期的に栄養スクリーニングを行いました。そこで抽出された栄養リスクの高い患者様に対して、早期に適切な栄養治療を開始することによって病状の改善・疾病の實解・合併症発症の予防を図り、最終的には患者様のQOL(生活の質)を向上させるというものです。

一般病棟では2週間に1回、療養病棟では2カ月に1回のスケジュールで入院患者様の栄養状態を評価し、これまでに数名の患者様の下痢が改善し、早期の褥瘡治療へと繋がりました。また、摂食機能療法が必要な患者様の選別を行い訓練を開始したことで、誤嚥性肺炎が予防でき安全な経口摂取が続けられている等の効果が得られています。
今後もチーム医療の実践・栄養サポートチーム(NST)の活動を推進して、良質で効果的な医療の提供に寄与していきます。

医療技術科 管理栄養士 西村美津子
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2013年05月15日

2013年度の医療技術部の目標

2013年2月より医療技術部長に就任しております鍵井一浩と申します。
医療技術部は、薬剤師、臨床検査技師、放射線技師、管理栄養士、理学療法士、作業療法士など、コメディカルと呼ばれる職種が集まる部門です。
また、私は現在、理学療法士、介護支援専門員、社会福祉士、精神保健福祉士の資格を取得しており、医療分野と社会福祉分野の幅広い視点から良質の医療サービスが提供できることを目指しています。

近年、医療機関においては「在院日数の短縮化」「機能特化」「連携」が重要なテーマとなっており、個々の医療機関がそれぞれの機能を明示して有機的に連携することが求められてきています。しかし、現在の保健・医療・福祉の連携においては、急性期の医療機関で立てた目標を回復期・維持期の医療機関・福祉施設や在宅でも継続できているのか、連携は十分に取れているのか、まだまだ課題は存在します。

これまでのように、一つの医療機関で医療が完結する時代ではなく、各病期の医療機関が医療と福祉を提供しながら重複関係をより少なくし、治療開始から終了まで一連の連携をスムーズに行う必要があります。また、これらを実現するためには「地域ぐるみ」で完結して行くことを目指さなければなりません。

そのために、医療技術部としても「地域の皆様とパートナーシップを形成できるよう、確かな技術と安心を提供できること」を目指してまいります。今後、地域の皆様のところに出かけたり、皆様のニーズを教えていただいたりという機会を増やしたいと思っています。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

-医療技術部長(鍵井)
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