2015年11月17日

チーム医療推進委員会

当院のような軽度急性・亜急性期や慢性期の医療を担う病院ではチーム医療が重要になりますが、本年5月より「チーム医療推進委員会」を開始し、どのようにして多職種連携の医療やケアを推進していくのかを検討しています。

当院ではリハビリのセラピスト(PT・OT・ST)を病棟ごとの配置にしています。多くの病院では一人一人のセラピストは複数の病棟を移動しつつ患者様を担当することが多いですが、それを病棟単位で固定していこうというものです。個々のセラピストは一つの病棟の患者様だけにリハビリをするので、看護師はじめ他の職種との意思疎通が行ないやすくなります。

このような体制をとっていることから、チーム医療推進委員会のメンバーとして、まずは各病棟の看護師のリーダーと各病棟のセラピストのリーダー、MSW(医療ソーシャルワーカー)、そして事務職が中心に集まって議論を進めています。

委員会での検討内容は、看護師とセラピスト共同の申し送りやカンファレンスの検討、各職種の情報共有を進めるためのカルテや各種書類の記載方法と置き場所、各職種の動きが調和するように諸々の約束事を決めていく・・・等々です。

最初のうちは各職種の間にはギャップがありました。複数の専門職が一緒に仕事を進める場合、どうしても自分達のやり方や自分たちの都合が基準になり、「相手が聞きに来てくれたらこちらの情報を教えてあげる」「そもそも自分達のやり方はこういうやり方なので変えることは難しい」などです。お互いが自分たちの基準だけで物事を考えていれば多職種協働は進みません。

しかし数か月にわたって議論を繰り返すうちに、少しづつ相互理解が進んできました。違う職種である相手の考え方、相手の仕事の進め方、相手の事情が分かり始めてきたからです。お互いが歩み寄りながら共通の約束事を決めていくことが少しづつですが進みだしました。

本当の多職種協働体制を構築するのは簡単なことではなく時間と手間がかかります。まだまだこれからですが長い目で続ける必要があると思っています。

ー 理事長(明石)




posted by IYUKAI at 09:21| 経営者のページ | 更新情報をチェックする

2013年05月15日

愛友会明石病院が目指すもの

近年、医療界では「機能分化と連携」や「施設完結型から地域完結型へ」といった言葉が普及してきました。それぞれの医療機関が地域での役割や医療機能を明確にするとともに、他の医療機関や施設等と連携を密にしながら包括的な医療を提供していく、地域医療はこのような方向に進んでます。

他の医療機関等と連携して医療を提供するために、まず最初にやらなければならないことは、「自分たちは何ができるのか、何をやるべきか」を明確にすることです。

愛友会明石病院の役割は、急性期基幹病院はじめ一般急性期病院や慢性期病院、開業医、介護施設、在宅サービス事業者などと連携しながら、亜急性期から慢性期にかけて良質の医療を提供することといえます。
①一般病棟(主に亜急性期)は、急性期病院からの急性期後および地域からの軽度急性期の入院が主になり、療養病棟(慢性期)は、医療必要度が高い慢性疾患が中心になります。
②また、一般病棟、療養病棟の双方において患者の身体機能の回復または維持を目指すリハビリテーションを飛躍的に充実させる必要があります。
③加えて、地域包括ケアを提供する一員としての役割を発揮するために、従来からの外来や健診に加えて訪問診療や訪問サービスの充実が求められます。

他の医療機関等と連携しながら医療を提供するために、次にやるべきことは何でしょうか?

それは、「自分たちは何ができるのか、何をやるべきか」について病院内の各職種が共有することです。いいかえれば病院の役割や機能を認識しながら医療チームの具体的な目標にブレークダウンすることになります。
特に亜急性期から慢性期の病院においては、医師、看護師、コメディカル等の多職種がチームを形成して対等に患者に関わらなければ良い医療を提供できません。良質の医療を提供するためには病院内における多職種の目標共有や連携が不可欠であるといっても過言ではありません。

自院のなかで職種間の目標共有や連携ができていなければ、他の施設と良い連携を行うことはできないでしょう。本当のチーム医療を実践しなければ地域医療に十分な貢献はできない、そんな時代はすぐそこまで近づいています。

―理事長(明石)
posted by IYUKAI at 20:51| 経営者のページ | 更新情報をチェックする

2012年02月22日

医療従事者の使命は「安心の提供」

医療従事者の使命とは何でしょうか? 医師は疾病の治療、薬剤師は調剤や服薬指導、看護師は療養上の世話と診療介助、それぞれの職種にはそれぞれの使命があります。

しかし、病院で働いている医療従事者に共通の使命があるのではと考えてみました。
それは、「患者さんに安心を提供すること」です。目の前の一人一人の患者さんの気持ちを理解して「疾病や障害、不安、不便、不満」など不都合なことを解消する、あるいは軽減することによって安心し喜んでいただくこと、これがすべての医療従事者に共通の使命です。
このような使命の達成努力によって患者さんの意欲を引き出し、QOLの向上や維持を実現することがすべての医療従事者の役割であるといえるでしょう。

- 理事長(明石)

posted by IYUKAI at 21:59| 経営者のページ | 更新情報をチェックする

2011年12月30日

看護師は病院の主役

病院の職員のなかで主役はだれでしょうか?
医師、看護師、薬剤師、放射線技師、臨床検査技師、理学療法士、作業療法士、管理栄養士、MSW、マネジメント職(事務職)・・・・ 病院には多くの職種が勤務しており、どの職種が欠けても仕事が回りません。当たり前ですがみんな重要、みんなが主役です。

しかし一つ確実に言えることは、多くの職種のなかで看護師が真ん中に位置している病院は、概して良い医療を提供しているといえます。
看護師は、自ら患者さんに看護サービスを提供すると同時に、医師はもちろん薬剤・検査などコメディカルの業務に介在します。つまり看護師には患者さんの治療や療養にまつわるあらゆる情報が集まってくるのです。

看護師は個々の患者さんを全人的に把握するのが仕事です。もちろん医師は全人医療を心がけねばなりませんが、どうしても疾病の治療を優先してしまう職種です。薬剤師は薬に、技師は検査に、セラピストは身体機能に、管理栄養士は食事に目が行くのは当然のことでしょう。また、MSWは入退院に、医事スタッフは医療費に着目します。
看護師は、これらの全部に何らかのかかわりを持ちます。看護師が向かうのは患者さんという「人」
であり、病院のなかで患者さんを総合的に見ているのは看護師であるといえるでしょう。

看護師が、患者さんの色々な問題を把握しながら各職種の真ん中に位置する病院、そんな病院は絶対に良い病院だと思います。

-理事長(明石)

posted by IYUKAI at 10:23| 経営者のページ | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。