2021年01月04日

新型コロナウイルスワクチンについて

新型コロナウイルス感染症が発生して約1年。未だに収まる気配がない。
世界の新型コロナに対するワクチンの開発状況をみると、mRNA、ウイルスベクター、組み換えタンパク、DNA、不活化ワクチン等を利用したものが進められている。また、ヒトに対しての治験が既に30余り行われている。

ところで、季節性インフルエンザワクチンは発病阻止率が34~55%となっており、新型コロナウイルスワクチンについてもこれくらいの効果が求められる。

ワクチンの安全性については、発熱・発疹・腫脹等の一般的な副作用を別として、ADE(抗体依性感染増強)現象が気になる。
本来、ウイルスから身体を守る抗体が、免疫細胞等へのウイルス感染を促進させ、免疫細胞が暴走するサイトカインストームによる重篤な症状を引き起こすこともあるためだ。

自身のワクチン接種を考えた場合に多少の不安はあるが、ワクチンによりパンデミックを抑えていこうとする作業は正しい方向であり、その作業に参画することは必要と考える。


-総合診療科 部長 田中 善八 (医師)
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