若一神社の起源ですが、その昔、威光上人が熊野詣時に若一王子の御神体を持ち帰り、この地の古堂に御神体を安置したそうです。しかし、異変により御神体は土中に埋まってしまいました。
仁和元年(1166年)、熊野に参った清盛に「邸内の土中に隠れている御神体を世に出し奉斎するように」とお告げがあります。清盛が三尺ほど掘ったところ、若一王子の御神体が現れました。社を造り、開運出世を祈ったところ、翌年清盛は太政大臣に任じられます。このため、若一神社は「開運出世の神社」といわれるようになりました。
宮司の中村さんに伺った若一神社の見どころベスト3は①平清盛手植え楠、②束帯姿の清盛像、③祇王歌碑だそうです。
①平清盛手植え楠
樹齢800年を超す大樹です。
開運出世の神社、若一神社に一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
若一神社
京都市下京区七条御所ノ内本町98番地