2024年05月23日

医師による入院患者様の回診の様子を紹介します

医師は、担当する入院患者様の早い回復と状態安定、退院を目指して、診察し治療にあたります。
回診では、バイタルを含む患者様の全身状態をチェックし、適切な治療を行います。
病院には多くの知識・経験・技能を持った専門スタッフがいますが、医師がチームの舵取りを行いチーム全員でより良い医療を実践していきます。

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写真は総合診療科部長 田中善八医師です。
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2024年05月15日

在宅サービス部門での理学療法実習生の受け入れ

2023年12月11日(月)~15日(金)に、医療福祉専門学校の実習生を受け入れ、通所リハビリと訪問リハビリの見学実習を行いました。当院の地域ケア推進部が単独で行う実習としては、初めてのことです。

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訪問リハビリでは、一緒に利用者様のご自宅に上がり、理学療法士からリハビリ目標や状態を説明しました。また、スーパーに向かう歩行訓練や、ご自宅内でのリハビリを見学してもらい、実際に利用者様の身体に触れてもらうこともありました。通所リハビリでは、来所される利用者様それぞれのリハビリ目標や状態を説明したうえで、利用者様の観察、会話での情報収集、体力測定や集団体操を一緒に行いました。

理学療法士からは、特に病院内のリハビリとの違いを、実習生に伝えました。在宅サービスのリハビリは、ご自宅での生活で不安に思われていることや、「トイレや入浴を安全にできるようになりたい」「1人で出かけられるようになりたい」などの希望を聴取し、それに向けて運動プログラムを実施します。入院患者様の場合は、家屋調査などで得た情報からご自宅を想像して運動を実施しますが、在宅サービスでは、実際に生活されている場所での運動、ご自宅から出ての運動という点が大きな違いです。

学生からの質問に答えるときにうまく説明できていないと感じ、自分の理解が不十分と気づかされる場面もありました。実習でこちらが気づいたことを踏まえて勉強し、また実習生を受け入れる機会があれば、より質の高い、得られるものの多い実習にしたいと思います。

-地域ケア推進部 理学療法士 笠原宏
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2024年05月01日

人生100年の時代が、遂にやってきた

慢性炎症を起こす病気には、動脈硬化、癌、脂肪肝、脳卒中、心筋梗塞、関節リウマチがあり、認知症も慢性炎症が関与しているといわれます。
この慢性炎症を防ぐためには、血圧と血糖値を下げて、抗酸化力のある野菜を十分に摂って運動をすることと、ストレスを少しでも減らすためにできるだけ笑うことに専念し、さらに好奇心を持ち続けることが大切です。

ところで、2022年9月16日付の厚労省の発表によると、100歳以上の人は90,526人と12年間連続上昇を続けており、このうち80,161人が女性で全体の88.5%を占めています。
10万人あたりで換算して、100歳以上が最も多い県は島根県で142.41人、次いで高知県は136.84人、鳥取県では132.62人。また、最も少ない県は埼玉県で33年間の間、43.12人でした。

さて、健康寿命を延伸するためには、お勧めすべき8つの食べ物があります。
それは、抗酸化力のある野菜。
血液をサラサラにしてくれるEPAやDHAを含む青魚。
鯛やエビ・イクラに含まれるアスタキサンチンは、血液脳関門という脳の関所を通過して、脳の中で抗酸化力を発揮してくれます。これは認知症の予防にもつながります。

また、80歳以上の年を過ぎても、元気に日帰り温泉や食堂に行って好きなものを食べるためには、その体力を養うために、肉や大豆のタンパク質をしっかりと摂ることが必要です。
さらに、腸内環境を良くするためには、発酵食品や納豆などの「ねばねば」したものを摂るのが良く、腸内環境が良くなれば脳腸相関で、睡眠や認知機能の低下の予防にもつながります。
また、ご飯をたべるときにオクラや納豆などの「ねばねば」したものを一緒に食べれば、血糖値の上昇も穏やかになります。
ごま油やオリーブ油を上手に使用することによって脳梗塞や心筋梗塞の発生を予防することにもなります。

米国の国立がん研究所の最近の発表によると、がんの予防に必要な野菜で最も効果のあるものはニンニクです。次いで、キャベツ、しょうが、大豆、ニンジン、セロリなど。特に、セロリに含まれるピラジンという成分は、血液をサラサラにして血栓を作りにくくする作用があり、抗酸化作用も高いので、動脈硬化の予防にも効果的です。

今や、長生きをする人の数が増加して、人生100歳を迎える時に突入したのであるが、90歳の壁を越えて生きている人の数が増加傾向にあります。
その一方で、健康寿命を延ばせるのかが、大きな課題となっています。高血圧、肥満、不眠、物忘れ外来などはどのようにしたらよいのか、さらに、イライラ、フレイルなどの対策はどのようにしたらよいのか、このようなことを考えながら長生きをしたいと思っている人が非常に多く増加しています。

-院長 岡田昌義
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2024年04月28日

爪を末永く綺麗にする手入れ基準とは

爪の手入れに関して、ある専門家は爪切りではなく、爪やすりの使用を薦めています。爪は1枚のように見えますが、実は3層でできあがっています。そのため、爪切りで切ると層の断面がバラバラになり、2枚爪や爪が割れる原因にもなります。そこで、爪やすりの出番です。切りすぎによる深爪も予防できるのです。特に、薄くて細長い形状の「エメリーボード」と呼ばれるものがおすすめです。

爪先の白い部分にやすりを当てて指の腹側に45度くらい傾けた角度を保ち、端から中央に向かって一定の方向にスライドします。ところで、やすりを往復させるのは禁物です。爪の右端から中央に向かって数回かけた後は、左端から同様に爪の形に添って整えます。

手の爪が1ヵ月に伸びる長さは、平均3mm程度であり、伸びは年齢とともに遅くなるといわれています。爪やすりをかけるのは、長さが気になったときで良いでしょう。また、乾燥を防ぐには、ネイルオイルが有効です。爪の表面や生え際にオイルを塗りこみ、爪下の皮膚を第1関節までマッサージすると血行が良くなります。水仕事やお風呂の後、乾燥が気になったときにハンドクリームを使用して、手肌を保湿することも重要です。

-院長 岡田昌義
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2024年04月15日

当院の介護浴槽が新しくなりました

2月より当院の介護浴槽が、「ドリームシャワーDS-3300A」というスイング式シャワー入浴装置に更新されました。身体の洗浄やバス内のクリーニングをすべて自動で行う装置です。入院患者様は、ストレッチャーに乗った状態でシャワー浴ができます。

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スタートボタンを押してボディシャンプーでの洗浄が始まると、シャワーノズルがスイングして全身がきめ細やかに洗浄されます。洗浄・すすぎの後は、装置が保湿ローションを塗布してくれます。また、シャワー強度が変化するため、マッサージを受けているような心地良さだそうです。
湯温は季節に応じた設定にしています。万が一、安全範囲外の温度になると、機械は自動停止する仕組みです。
浴槽は温度を逃がしにくいドーム形状のため、温かいミストと空気が充満して、短時間の入浴でも身体がほっこりするそうです。

一方、装置の導入は、入浴介助者の負担軽減にもつながっています。
これまでは、ケアワーカー2人がかりで患者様の身体を洗っていましたが、自動シャワーシステムの導入により、人の手で洗うのは必要箇所のみの部分洗いとなりました。
また、ストレッチャーに洗髪トレーをセットできるため、シャワー入浴と同時に髪が洗えます。気切カニューレを装着されている方も安心です。患者様からは、「美容院のようで気持ち良い」という声をいただいています。
それから、入浴ごとに浴槽やストレッチャーが丸ごと自動で洗浄・消毒・乾燥されるため、準備・片付けの手間が省けます。感
染予防対策もできるので、一石二鳥です。

当院では、装置の導入に合わせて、浴室の壁をリフォームし、エアコンも入れ替えました。
寝たきりの方であっても、安心かつ快適なバスタイムを楽しんでいただけたらと考えています。
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2024年04月01日

蕁麻疹とはいったい何か ~その原因と対策~

蕁麻疹は、突然皮膚に痒みとともに大小さまざまな赤みや膨疹が出現して、多くの場合数時間で跡形もなく消えるものです。場所は関係なく、全身どこにでもできます。
いわば、一過性に発生した真皮上層の浮腫です。皮疹の経過は数時間以内と短く、長くても24時間以内とされます。

大半が原因不明で、アレルギー性蕁麻疹は多くはないですが、食物、食品添加物、薬剤、ラテックスなどがその原因として認められています。その他、感染(細菌、ウイルス、ピロリ菌)などによることも証明されています。また、特殊な例としては、機械的刺激による人工蕁麻疹、寒冷蕁麻疹、温熱蕁麻疹、発汗に伴うコリン性蕁麻疹、日光蕁麻疹などがあります。

蕁麻疹の治療法は、抗アレルギー薬、抗ヒスタミン薬が第一の選択です。最近、様々な薬剤が開発されているため、薬剤の特徴を選んで投与することが可能になってきました。1日1回の投与でよいもの(ジルテック、アレジオン、エバステル)、また、抗ヒスタミンにより眠気の少ないもの(アレグラ、アレジオン)などが使用されています。
一方で、重症例になるとステロイドの内服を追加することもあります。

突然に現れる蕁麻疹は、「かゆくてどうしようもない」ものです。しかし、以上の手はずを知っておけば、大きな問題なく過ぎ去ることでしょう。

-院長 岡田昌義
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2024年03月28日

季節の行事食紹介

季節の行事食は、入院患者様にとって単調になりがちな病院生活の癒しになればと思っています。暦に沿った行事食を提供することで、季節の移り変わりを感じていただけるよう、メニューや盛り付けを考えています。
今回は、昨年のクリスマスと今年のお正月の献立の一部を写真で紹介します。

★クリスマス(12月24日夜)
ミートローフ/ツナサラダ/ヨーグルトムース いちごソースがけ
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★元日昼
【おせち料理】鯛塩焼き・祝い海老・紅白なます・煮〆・飾りかまぼこ/赤飯
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写真以外にも、元日の朝は、白みそ雑煮風味噌汁と黒豆煮・紅白かまぼこ・みかん、1月2日の朝は、すまし雑煮風汁と大福豆・飾りかまぼこ・みかん、昼には、ぶり照り焼きと白菜ゆず和え・煮〆・飾りかまぼこ、1月3日の昼はちらし寿司など、三が日はお正月料理が続きました。
2月3日の節分には、恵方巻寿司・青菜浸し・赤出汁・水ようかんを提供しました。

-患者ケア部 管理栄養士 西村美津子
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2024年03月15日

病院窓口(受付)の様子

来院された方に一番始めに接する、「病院の顔」ともいえる場所です。
マナーの徹底はもちろん、来院された方が不安にならないよう、目配りや声掛けをしながら、
先回りして親切な対応を心掛けています。
また、病棟との連携も常に行いながら、入院患者様やご家族への対応がスムーズにできるよう、努めています。

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2024年03月01日

作業療法士によるリハビリテーション

当院のリハビリテーションスタッフには、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士がいますが、今回は作業療法士に焦点を当て、活動を紹介します。
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理学療法士は「立ち上がる」「起き上がる」「歩く」「寝返る」など、“基本動作”のリハビリを行います。一方、作業療法士は、主に日常生活をスムーズに送るための“応用動作”のリハビリを行います。“応用動作”とは、「食事をする」「顔を洗う」「料理をする」「トイレをする」「字を書く」などです。手や指を使った細かい動作を担当することが多く、精神分野のリハビリも作業療法の特徴です。

当院の作業療法士に話を聞きました。
■チーム医療について
理学療法のリハビリがあってこそ、作業療法士のリハビリが進められます。また、同時に介入しているケースも多いです。
それから、看護師は患者様に接している時間が多く、日常の動作などの情報を把握しています。そのため、看護師と密にコミュニケーションを取り、患者様の動きの問題点を教えてもらっています。
他の職種がいないと、リハビリもうまく進みません。チーム医療はとても大切です。
■これまでで嬉しかったこと
入院中に字を書くリハビリをしていて、退院されてから担当者宛に手紙をいただいたときは感動しました。とても嬉しかったです。
■やりがいを感じるとき
患者様によって個性も性格も異なるため、関わり方が違うので難しいところもありますが、やりがいもあります。
■今後目指していること
リハビリの質を上げ、患者様に頼られる作業療法士になっていきたいです。
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2024年02月15日

慢性膵炎とは、いったいどのような病気なのか ~その原因と対策~

ただ漠然と「お腹が痛い」という場合には、腹部の状態によって痛み方が異なるため、その発生の仕方によって原因を把握することができるのです。
例えば、なんとなくお腹のあたりが重たく感じるとは、アルコールや脂っこいものを食べた後にお腹がジクジク痛み出す、お腹から背中に抜けるような痛みがある、鎮痛剤を飲んでも重苦しさが変わらないといった痛みがあれば、膵臓に原因があるかもしれません。

通常、アルコールを大量に飲む習慣のある人、脂っこいものを好んで食べる人、さらに胆石があるような人は、消化のために膵臓が次第に疲れてくるようです。また、ストレスや過労は膵臓にとっても良くありません。

さて、この膵臓は後腹膜腔にあり、舌状の形態で胃の後部に背面に存在している実質臓器です。膵臓の大きさは、成人であれば長さ15cm、幅5cm、厚さ3cmで、重さは60~70g。1日に消化液を1.2~1.5リットル十二指腸内に分泌しており、たんぱく質や炭水化物、脂肪などの消化にあたっています。
この中でも、α細胞から分泌されているグルカゴンは、肝臓でブドウ糖の生成を促進させる効果があり、β細胞から分泌されるインスリンはブドウ糖の酸化を促進させる働きがあります。
膵島内には、ソマストタチンという前二者の作用を持つホルモンが分泌されています。

腹部の痛みが長く続くのであれば、慢性膵炎が発生してくるのです。しかし、これもなるべく早く治療を行えば、その進行を抑えることができます。
ところが、慢性膵炎の発生の初期においては、検査をしても何も変化が見られないことが多いものです。
そのため、アルコールや脂っこいものを食べた後にお腹が痛み出すようなことがあれば、まず医師に相談してください。

ところで、慢性膵炎の原因は、アルコールが約65%、急性膵炎が約20%、胆石が約3%であるといわれています。
このような理由で慢性膵炎が長々と継続すると、膵臓としての機能が悪くなって糖尿病が出現したり、体重の減少が見られたり、さらに進行すれば大量の軟便や下痢が認められるようになってきます。
こうなる前に、アルコールやタバコなどの刺激物をやめ、脂肪の少ない食品を選択して、食事は一度にたくさん食べ過ぎないようにしましょう。さらに、規則正しい生活でストレスや疲れを溜めないようにすることが大切です。それから、定期検査を受けて、処方された薬をきちんと飲むことが肝要です。

膵臓は小さな臓器ですが、全身にわたって非常に大きな作用を持っているため、十分に注意する必要があります。膵臓の働きを十分に休めることを考えた食生活をしてみましょう。膵臓については、本当に発見が遅れる臓器なのです。

-院長 岡田昌義
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